長崎への旅 その2

 

2011年6月6日(月)

そう・・・くまもん

九州限定らしいヤマザキパンのSPパッケージ。
買うっきゃないっしょ〜。
かわいい、かわゆすぎる。

ここでレアな間違い探し・・・

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Ans. 右下のくまもんに、眉がない(笑)

熊本県民からの指摘多数で、ヤマザキパンも「しまった!」

本日の朝散歩。

大浦天主堂方面に、1本裏の道を行く。

 

途中の坂道のところ。

こちらボーリング発祥の地だそうで。
地味な石碑が建っとります。

 

 

をを!長崎名物ちりんちりんアイスを発見!
秋田のババヘラアイスも有名だが、長崎もなかなかだぞ!

重要なのはこの屋台の色。
何色かあって、カラー毎に会社が違うらしい。

中でもこの黄色の屋台のこの場所で商売をする、
このおばちゃんこそが、バラ盛りを始めたのである。

早速1本100円オーダー♪

おばちゃん、シュッシュッシュッと素早い動作で何度もヘラを重ね、
バラを成型していく。

すげー!速い!見てて感動する。
あっという間に完成。まさに達人!

どっから来たの?とか色々雑談もしてくれる温かいおばちゃんだ。

アイスは味があっさりしたさらさらしたタイプで、
良くこんなんでバラ作れるなぁと思う。
食べるとほろほろ崩れて良くので、食べるのも難しい感じ。
バラ作るのには結構な技術が必要とされるシロモノだ。

後日緑の屋台で食べる機会があるのだが、比較はその時に。

そのまま坂道をのぼる。

カステラ神社なんてできてるよ(笑)
まだ9時前だからか、微妙にシャッターが上がっているだけ。
その前に主と思われる猫。

その辺りにある清風堂の長崎カステラ
ザボン味があるのが珍しい。

このお店、味見程度の小サイズがあるのが嬉しい。
1個だと400円とかなり割高になるけど、3個買えば1000円に値引きされるらしい。
パッケージもおされなのが言い感じ。

 

超有名スポット。大浦天主堂

昔も入ったことがあるけれど、忘却しているのでもう一度。
前回の旅では佐世保など海側を中心とした教会巡りをした。

やはり歴史のあるデザインの凝った天主堂はステンドグラスや祭壇も美しいものが多く身も心も落ち着くの〜。

残念ながら堂内の撮影は禁止。

 


常盤桟橋へ移動なり〜ん。

さて、きましたよ!
今回のメインイベント軍艦島(端島)

はい、もはや説明もいらないぐらい有名ですね。(そうか?)

かつては海底炭鉱によって栄え東京以上の人口密度を有していたが、閉山とともに島民が島を離れ、現在は無人島の廃墟である。

2年ほど前から一般公開されて、ずっと行きたくてしょうがなかった場所である。

過去に世界遺産登録にチャレンジしたことがある。
石見銀山は産業遺産というより、自然を回復したのがポイントとなって世界遺産登録を果たしたが、こちらは軍艦島を含む炭鉱遺跡一帯を含めての登録チャレンジとなる。

ツアー組んでいる会社はいろいろあれど、
今回お願いしたのは軍艦島コンシェルジュ

一人 3900円。

実際には、天候が悪いと上陸できないらしい。
年間上陸100日と言われているくらい、外海の波は荒い。
当日は、海が穏やかでありますように〜と願うばかりだった。

ここ数日は風もなく波も穏やかな日に恵まれました。
会社の人曰く、冬は外海が荒い変わりに上陸する軍艦島側は波が落ち着き、夏は外海が穏やかな変わりに軍艦島側は波が高くなるのだとか。

早速事務所で支払いを済ませて、9:30からビデオ上映会。
その前には島の模型もある。

オマケでB'zのプロモで使われたDVDの上映。
そのおかげか、聖地巡礼に来るファンもいるとか。

蛭子さんは隣町の出身らしく、軍艦島へ行った際にイラストを描いてもらったらしいのだが、最初は足元の島はなかったのだとか・・・単なる工事のおっちゃんにしか見えないと島を書き足したのだとか。

10:00 出航〜。

この日は平日なので、お客は我々含めてわずか4名。

少ない方が説明とか質問もしやすいし、移動の時間も取られないからありがたい。
週末はやはり人気スポットとあって、満員御礼になることも多いらしい。

色々と長崎港の景色を見ながら説明を受ける。
三菱造船所の資料館やあちこちの教会もいいですよなど、観光名所も教えてくれた。

波は穏やかだが、酔う人は酔うらしい。

 

35分ほどで軍艦島が見えてきた!

まさに軍艦! それも戦艦「土佐」にそっくりらしい。
戦時中、アメリカ軍がその島影を見て、軍艦だ!と間違えて魚雷を打ち込んだという逸話もある。

島への上陸時間は1時間。
これはだいたいどこのツアーも一緒で、各会社に時間が割り振られているそうです。
前の船が出るまでは外遊。

東側

(先着の観光ツアー船が停船している。)

西側

まずは、20分ほどかけて島の周りを一周。
船をゆっくり流してくれます。

外から見た廃墟にワクワク度も高まりますな〜。

まさに九龍城砦もどき♪

狭い場所にコテコテに住居などを密集して建てているため、渡り廊下なんぞも見えます。

この廃墟っぷりが哀愁あります。

 

さーて、いよいよ上陸ですよ。

開放されている着岸地点は一箇所。

他は扉が閉められていて入れないようになってますが、ここも鍵できっちり管理されとります。

とかいいつつ、周囲の防波堤には釣り人が何人か。
なぜか防波堤はOKなのだとか。
心配される崩落の対策で立入り禁止管理区域なんでしょうなぁ。

 

トンネル〜。

この先のトンネルは当時も実際使われていたもので、やっぱり危険なため立入禁止。
できればもう少し進めるようにして欲しいなぁ〜。(県へは申請中だとか)

 

巨大コンベアが乗かってた支柱。

トンネルから抜けると第1見学エリア。

 

第2見学エリア。
ちょっとした広場になってます。

事務所や入口の廃墟。
相当崩れているのは高波荒波のせい。

 

第3見学エリアに向かう途中の穴。
ここから入れそうやないの(爆)

切れたケーブルなどもある。
ここは柔らかい土を使った石の防波堤。

右上は当時の台風上陸時の高波。
波の威力は3.11の地震でもわかる通り、
何度も何度もこの防波堤や建物は崩されており、
そのたびに修復して結構防波堤は外側に広がったとか。

 

右下の階段を上がって作業者は海底トンネルのある縦穴坑へ向かったそう。

現在、唯一海底へと向かう縦穴坑道は塞がれている。
遊園地よろしくかなりの落下スピードだったそうな。

 

第3見学エリアから住宅街を望む。
当時としては斬新な吹き抜け式の団地の写真。

ここは出稼ぎなどの単身労働者が寝泊りしたところで、6畳一間に、共用のトイレなどがあった。

人にまつわるエピソード、
密集した狭い島の中、不倫やら駆け落ちやら色々やっぱりあったとか。
それでもここで働く人たちは幸せで、暮らしに満足していたと。
みんなが顔見知りで狭い人間関係にあっても、逆にみな仲良く気心が知れた関係であったとか。

最後は黒字撤退したので給料も最後まで羽振りがよく、ほとんどの人が家財にあたる家具や電化製品を持ち帰らなかったとか。
というか船に積むこともできないという理由もあったけれど、またすぐ買えばいいやというくらいここで働く人達は裕福だったそうだ。

残された家財などはその後噂を聞きつけた人達に根こそぎ持って行かれ、ほとんど残ることがなかったとのこと。
残念。
再利用できるガラスまで持ち運ばれたそうだ。

 

スタッフのみなさんと記念撮影。

 

見学できるのは島一周のうちわずか1/4程度でしょうか。
その先は崩落の危険から立入禁止。

ああ〜歩き回りたいなぁ。
あまりに見学ポイント少ないからもうちょっと延長して欲しいという要望は数あれど・・・中々やっぱり通らないでしょうなぁ。

 

たまにチェックする県の人が建物の具合を見て回るのですが、そのとき大きな崩落音が聞こえてきたとか・・・。

上にある建物の最上階も数ヶ月前には崩れていなかったとか。

 

奥にある小学校は特に危機的状態にあり、次に台風直撃したら無事かどうかわからないと言われているそうです。

廃墟・・・ああ廃墟、このまま朽ちていく様を見守るのも辛いものですが、かといって世界遺産登録とかされると現状維持なのでいじることもできなくなります。

 

後ろ髪引かれながら軍艦島から離脱。

 

三菱の造船所敷地内。

右下画像:その先にちらっと見えるは薩摩藩とトーマス・グラバーが着工した旧小菅修船所。

船を引き揚げる船台がそろばんに見えることからそろばんドックと呼ばれたとか。
日本最初の洋式スリップドック。
このかわいらしい洋館で1000トンクラスの船舶も揚架されたという。

 

でもってこちらが軍艦島上陸チケット300円。
最後に記念品としてもらえます。

お昼解散。
お腹すいた・・・手っ取り早く近くにある有名店へGO。

四海楼

ゴージャスなビルには「ああ?聞こえんなぁ」的な順風耳。
対の千里眼もいるぞ。

 

階段上ってEV。
表示は渋い漢字にて。

最上階の見晴らしのいいフロアがレストラン。

生憎遅れてお昼のため窓側は埋まっていたが、ちらっと見える海と対岸は夜は更にきれいだろうなぁと。

 

ちゃんぽんと細めん

食べ比べてみると面白いのはやっぱり味が違うこと。
江山楼はこってりスープだったのに比べ、四海楼はさっぱり。

ちなみになぜ細めんはせっかくのパリパリ感を生かさず、その上にとろみのあるスープをかけてしまうので、残2/3は普通の麺になってしまう・・・できればカレーみたいにセパレートにして出せばいいのにとか余計なお世話(笑)

 

2楼にはちゃんぽんミュージアムなるものがありますが、
食器や文献などを中心にこのお店の歴史が飾られておりまする。

お腹いっぱいで歩くのたるい・・・

路面電車活用。
どれだけ乗っても120円。

景色が車とはまた違う。

 

めがね橋へ。

紫陽花祭りも同時開催中で、色々な紫陽花の鉢が並べられていてきれいだ。

上画像の路面電車駅のステンドグラスもシンボルフラワーの紫陽花。

 

ここに常駐する緑の屋台のチリンチリンアイスは外尾冷菓

ここでも購入。
ところが・・・アレ?もう終わりとツッコミたくなったヘラの回数と盛り付けのヘタさ(爆)
アイスもスカスカでこれで100円はね〜べぇ。

黄色の元祖のおばちゃんと偉い違いだ。
アイスを作ってもらうときは経験年数がものをいう。
なるべく年取ったおばちゃんの方が吉なのかもしれない。

 

しばらく歩いてサント・ドミンゴ教会跡資料館。

おば様が丁寧に説明してくださいます。
まぁなんというか普通に発掘した跡地という感じで、ここ意外は学校施設になっている。

別室で更にVTRを流しています。

大量に出てきた十字瓦が美しい。

 

教会に混じってお寺も多いためお地蔵さんも色々。

中にはマリア様に近いお姿のものもあったり。
長崎は個性的なかわいらしい顔がユニーク。

 

黄檗系の雰囲気はちゅてき。
聖福寺。

瓦塀もちゅてきデザイン。
かいぱんもかわいい。

 

狛犬やら桃やら南国な雰囲気がよろし。

 

住宅地からちらっと見えるこの御姿・・・

 

長崎観音こと福済寺。

そのお姿、昔は長崎駅からも見えたそうだが、今は高い高いマンションが2棟建ってしまい、確認することはできませぬ。

なんというインパクト。

 

ちょうどお寺の方が戻られたところでフーコーの振り子を見学することができました。
200円

世界で3番目に大きいのだが・・・なぜにお寺に振り子なのかいな?

 

本堂から垂れ下がる振り子。
上でおばあちゃまが調整してくれます。

いつも揺れているわけではなく見学者が来ると揺らしてくれます。
古いから傷みもあるのだとか。

棒が倒れるのもやってくれますよ。

何か珍しいもの、学習用にとか設置理由も適当。

 

 

教会

 

飛龍園のディスプレイは見物(笑)

ジャンボ皿うどんだらけだ。
実際こんな量食べたら死ぬちゅーの(^-^;;)

 

日本二十六聖人殉教地・西坂の丘

記念館には入らず、公園でうだうだ。
猫も多くていいぞ。

 

その向かいにある外尾冷菓。
緑色の屋台は公園にも出てます。
工場はやっていない模様。

長崎駅へ

ホームには唐船の展示。

土産街もあって、そこにはハシトロール。
海老のすり身を挟んで食パンでロールして揚げたシロモノ。
中もぎっしりうめぇ〜。

帰りの長崎空港では海老のすり身じゃないものも売っていた。
冷凍食品としてお土産用もある。

再びめがね橋付近へ舞い戻り。

川の流れる道の1本入ったところは地元向けの商店街。

和菓子屋。
既にショーウィンドゥはお盆菓子。
かわいらしい干菓子だ。

 

日之出饅頭店。

桃饅発見。
中は普通に餡子。
大と小がある。
思わず買い食い。

他、ガーゼで蒸したかんころ餅も売っていた模様。
ガーゼが見えるだけで中が不明だったため、何だったのかわからなかった。

 

ニューヨ−ク堂。

こちらカステラアイスや枇杷アイスで有名。
スーパーにもいっぱい卸している。

ケーキも美味しそうだったが・・・アイス優先。

 

お店の脇にちょっとした座るところがあるのでそこで食す。

枇杷はカチカチなので手で温める。

枇杷最中は枇杷の果肉が少なくがっかり。

 

ちょっとわき道入ると色々あるぜよ。

 

くろせのカステラ。

ざぼん漬けにつられて入店。
欠片で1個200円と高級。
だけどジューシーに煮詰めており、これが美味しい。

ざぼん饅頭やカステララスクもあって、色々買ったらおまけの砂糖菓子をいただいてしまった。

 

猫とい商店街。

 

商店街にはいくつか果物屋もある。

この時期は枇杷も全盛。
茂木枇杷なんて関西では5粒500円近くするのだが、こちらではめっちゃ安くて思わず購入。

朝食用。

 

思案橋横丁は所謂飲み屋系。

赤と黄色が楽しい。

 

よく見ると楽しいものいっぱい。

 

唐人も住んでます。

 

交番もおされ。

 

ちょっと早めの夕飯といいつつ、間食しまくりでさっぱりお腹は空いていない。
ツル茶ん

まだ夕方とあって店内がらがら。

 

こちらの看板メニューは

トルコライスとミルクセーキ

まートルコライスはお約束ということで、ジャンクな味わいがなんとも。

ミルクセーキは長崎オリジナルでシャーベット状になっていて、暑い日にはもってこい。
ちょっと味薄めなみっくすじゅーちゅという感じ。

 

通りがかりのブロンズ像。

どういう組み合わせで何を意図しているかは謎。

猫かわゆすなぁ。

 


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